Ploom TECH+ withを買ってみた
IQOS 3 MULTIを約2年使っていますが、最近4本くらい吸うとバッテリーが無くなってしまうようになり寿命が近く感じたので後継機を検討し、
最終的に「Ploom TECH+ with(Ploom TECH Plus with、プルームテック・プラス・ウィズ)」を買いました。
■ 購入の経緯
タバコ歴としては
・喫煙歴10年以上
・紙巻きで最も吸ったのはセブンスター(タール値14mg)
・ニオイが気になる環境になってからはピアニッシモ(タール値1mg)を吸っていた
・初代IQOSをリリース後すぐに使い始める(ヒートスティック銘柄は主にバランスドレギュラー)
・IQOSを3台ほど継続利用
・最終歴はIQOS 3 MULTI(直近で主なヒートスティック銘柄はマールボロイエローメンソール)
もともとセブンスター愛煙者だっため相当な吸いごたえを求め、Ploomやgloシリーズは「安いなぁ、良いなぁ」と思いながら手を出しませんでした。
■ Ploom TECH+ withに決めた理由
後継機はもちろんIQOSにしても良かったのですが、気になっていることがありました。
・手入れが面倒
・喫煙時・喫煙後の残臭が気になる
・本体ブレード部分、バッテリー、可動部分の耐久性が気になる(今までも故障や破損の経験有り)
・(他社製品と比べて)好きな時に好きなだけ吸うことができない(一度起動すると5分間・吸引14回固定)
そこで喫煙デバイスをしっかり選び直すことにし、以下を基準に選びました。
・吸いごたえが十分あること(IQOSより少し軽くても問題はない)
・喫煙時・喫煙後のニオイが気にならないこと
・喫煙の中断再開が自由にできること
・ランニングコストが大きく変わらないこと
・消耗品が手軽に手に入る、身近な喫煙者と共有ができる(情報含めて)、アドバイスが得られやすい、etc......
検討の末Ploom TECHシリーズに狙いを定めましたが、Ploom TECH、Ploom TECH+、Ploom TECH+ with、Ploom S、さらには今夏リリース予定のPloom Xなどたくさんの種類があり、どれにすべきかがよく分かりません。
調べた限り、いわゆる吸いごたえが有りそうなのはPloom TECH+(以下TECH+とwithと呼びます)シリーズのようでした。
(IQOS並の吸いごたえを求めるならPloom S、Ploom Xが最適のはずですが、そこまで強烈さを求めなくても良かったので今回は除外。あとXのリリースを待ちたくない^^;)
残りの違いは「バッテリー、カプセル残量表示」と「形状・サイズ感」。
残量表示についてはIQOSのようなLED表示だけでも十分に感じていたので大して重視しませんでした(残量表示のインパクトが大きく「コレイイね」というレビューをよく見かけますが個人的には「この程度で?」と思います)。
形状としては、gloシリーズでよく見る「パック感」は少し抵抗があって、IQOSの短くて太めのスティック形状が好みだったのですが、TECH+は細長く、withはパック型。
形状については少し悩みましたが、最終的にwithの小ささと「比較的リリース間もない最新機種である」という点で決めました。
ちなみにランニングコストについては、
まず喫煙量としてはIQOSで「2日で1箱」程度だったため、同程度を目指します。
IQOSの場合ヒートスティック一本を一回の起動で14回吸引できるため、一箱あたり14x20=280回程度。
Ploom TECH+ withの場合、カートリッジ一つでカプセル5本分(=一箱)、250パフとのことでした。
どちらもフレーバー一箱あたりの価格は大差無いため、吸引数で言えばPloom TECHに乗り換えることでヒートスティック2本分程度、一箱あたりのコストが上がるわけですが、
「いつでも使用を中断・再開できる」ことで無駄が減ると考え、ランニングコストは「同程度」と予想しました。
実際IQOSを使っていて、急に使用をやめないとしけなかったり、もう少し吸いたいから連続で吸ったけどちょっと吸い過ぎに感じることもけっこうありましたし。
■ フレーバーどれにする?
実はこれが個人的には最大の問題で、
Ploom TECHの印象としてはフルーティだったり甘かったり「フレーバーの香りが強い」というのがあって、
可能なら喫煙を停止して即時〜数十秒以内には「今吸ってたな」と分からないようにしたかったのです。
そしてコンビニで並んでるのを見かけてもいましたが、フレーバーの種類が異様に多い……。
順番に試していくのも良いんですが、なるべく早く最善解に到達したかったのでネットで情報を集めました。と言っても当然僕と同じ目線でレビューしている人は少ないし、「香り」のレビューは主観やレビュアーの語彙次第なところもあり、さらには「吸いごたえ」の側面も同時に考えなければならないため難航しました。
最終的に絞ったフレーバーは以下。
・マイルドブレンド
→渋み、お茶系、抹茶などのキーワード
・ローストブレンド
→甘く香ばしい(香りはそんなに強くないと勝手に予想)、味が濃い、コクと甘みのバランスなどのキーワード
・(次点)コールドミント
→メンソールライト的な位置づけかな?メンソールが欲しくなったらコレにしよう
総合的に無難なのは「マイルドブレンド」と予想して、ついに本体といっしょに最寄りのファミリーマートにて購入。
---追記
しばらく吸ってみて「マイルドブレンド」の感想。
喫味としては吸い込んだときの喉への刺激や蒸気を吐き出した後鼻に抜ける抹茶っぽい香りが印象的ですが、
withを使い始める当日までIQOSでイエローメンソールを吸っていた身からするとやっぱりメンソール感が欲しくなりますね。
次はローストとコールドミント買ってみようかと思ってますがコールドミント有力かもしれないな。
他のメンソール系もネットのレビュー比較の情報を集めて悩んでみようと思います。
----以上
■ 使用感(準備段階)
購入後の帰り道でさっそく開封。
せっかちですが、IQOSと違って箱も小さく本体も軽いため割と気軽に開けられます。
電池は満充電でないものの少しは使えそうだったのでさっそく使用の準備をします。
開封後の汚い箱 ^^;
フレーバーの箱にはリキッド入りのカートリッジ一本とタバコカプセルが5個。
これ一箱で完結するため、「シャンプーとコンディショナーで無くなるタイミングが違う」みたいな面倒なことにはならないのですね(笑
本体はホワイトを選びました。
使っていくうちに黄ばむかもしれませんが、本体上部のボタンが白で分かりやすいし、マットな表面塗装は白の方が日頃の手垢が目立たなそうだし、そして何よりホワイトかわいい。
無印のボールペンといっしょにマウスパッド上に並べてみましたが、とにかく小さくて軽い(MULTI以前に使っていたIQOSとの感覚比較)。
USB Type-Cのケーブルに繋いで充電するとリキッドのカートリッジ残量が確認できる小窓の奥が白く明滅していました。かわいい(ライトが気になる場合は減点ポイント)。
■ 使用感(喫煙段階)
フレーバーの箱に入っているリキッドカートリッジの包装を開封、シリコンのカバーを外して本体にセット。上からカプセルホルダーを挿し、さらに上にタバコカプセルをセット。本体のボタンを3回押して喫煙開始です。
元IQOSユーザーの自分からすると「もう吸えるの?」という感じですが、これぞ低温加熱式ですね。
そして初吸引。
フレーバーはマイルドブレンドのためメンソールはありません。「のどごし」はあまり感じません。IQOSであればヒートスティックからわずかに熱を感じるんですが、それが無いのは少し寂しいですね。慣れだと思いますが。
息を吐き出してみると、予想よりかなり多く煙(正確には蒸気でしょうか)が出ることが分かります。
IQOSってけっこうニオイするのに煙は意外に少なかったし、長いこと使ってるデバイスでは汚れの詰まりや動作不良によってぜんぜん煙が出ないこともありましたが、Ploom TECHの場合は構造上もそういったことは少なそうですね。
蒸気の量にも驚きましたが、のどや口に残る喫味みたいなものも十分ありますね(TECH+シリーズだからだと思いますが)。
マイルドブレンドのレビューで「お茶系」みたいな感想も多く見ましたが「なるほどー」といったところ(小並感
少し甘みもほしい気がするので(結局かい)次のフレーバーはローストブレンドにしてみたいけど、メンソール感もほしいかも。
買う前は悩みの種だったフレーバー選びも、これからは楽しみになりそう?!
余談。
使用後はボタンを3秒長押しでロックができますが、この「3秒」が少し長い(「テンポ悪いな」程度の違和感ですが)。
----追記
3秒長押しは「6分で自動ロックしない手動ロックモードのON/OFF」でした!
吸い終わった後のロックは同じ3回連続押しでOK。
調べてるうちに見てた別のデバイスの操作方法と混同したのかな・・・
----以上
IQOSの使用開始時の長押しはもっと短く2秒程度だった気がするんですが、同じくらいが良かったなーと感じます。
誤動作防止の面ならそもそも長押しというのに疑問がありますが、側面にボタンがあるIQOS MULTIに比べたら誤動作は少ないと思います(IQOS MULTIは経験上誤って起動することがけっこうありました。使用環境によりますが)。
----追記
吸引口、つまり唇が接する部分はむき出しでカバーなどがありません。吸い切ったらヒートスティックを捨てれば済むIQOSとは違います。
感染症に敏感なご時世、むき出しのままポケットやカバンに入れておくのはちょっと気になってしまうかも。
かと言ってカバーとかも、口から移った雑菌の上からになるので、カバー側に汚れが溜まっていってかえって不衛生になりそうです。
吸うときにキレイな除菌シートとかで拭くのがベストとは思いますが……間違いなく手間ですね!
ここについては「気にし過ぎない」が吉かと思います。
----以上
■ 総評
Ploomシリーズ一般の特徴は語り尽くされているでしょう。
残臭は気にならない(ただし甘い香りのフレーバーもある)だろうし、メンテナンス面などもIQOSよりは扱いやすいと思います。
まだ十分使い切っていないですが、コスト面はヘビースモーカーでない限りはあまり気にならないだろうと思います。
あればあるだけ吸ってしまう浪費喫煙家だとかえってコストが高くなる可能性があるので、個人的には喫煙量を「吸引回数」で換算してみることを強くおすすめします。一日あたりとか一箱あたりで。
厳密には一度の吸引量や吸引時間によってバッテリーやリキッドカートリッジの消耗にも影響がありますがここは測りにくいです。
ひと吸いが浅く回数が多いタイプの人の方がPloomの喫煙コストは低くなると思われます。一方、ひと吸いが深く長い人ほどIQOSの場合に比べてコストが高くなるかもしれません。
その他感想ですが
・Ploom TECH良いね!
買う前は少し不安でしたが、吸いごたえも使用感もその不安を払拭するほど良いですね。
調べても使い方のイメージがいまひとつハッキリしまそんでしたが、いざ使ってみると煩わしさも無く総合的にとても好印象。
・TECH+ withも良いね!
TECH+ユーザーは使用感に不満が無ければ買い換えるほどではないとは思いますが、特にIQOSから乗り換えた自分にはデバイスの最新感、デザインなど所有欲面でとても満足しました。
そしてこれがコンビニで3,000円程度でパッと買えてしまうのも驚き。初代IQOSの頃はあんなに品薄だったのになぁ〜w
あとは使用を続けてフレーバー選びなどしてみましょうかね(・ω・)
■ しばらく使ってみての追記
・一晩経過
たばこカプセル、一つで50吸い分なんですよね・・・?
本体インジケータの残量に従う限りは、予想の倍近く吸えていてビックリ。一晩使ってますが最初の一本がなかなか無くならない(・ω・)
ひと吸いけっこう深いタイプのはずなんですが、明らかに50回以上吸っています。
IQOSだったら深夜から朝の一服までで4~5本消費してるはずなので、だいたい70吸いはしてるはずなんですが……。
そしてそれに伴ってリキッドの減りが逆に早い気がする。これは恐れていた「カートリッジとカプセルの交換時期のラグ」が発生してしまうかも。コスパ計算が狂うな(´・_・`)
それともインジケータの見方を間違えているかも?
…と、思ってカプセルは早めに交換してみました。
早めに交換してもカプセル残量インジケータは途中のままなので、YouTubeのレビュー動画で見かけた裏技でリセットしました。
具体的に言うとUSBケーブルに接続して充電状態にしてからボタン連打で残量表示リセット。
残量表示に従うと2日でカプセル3個くらいのペースになりそうですが、リキッドがちょうど2日で無くなりそうな雰囲気。リキッドがどのタイミングで尽きるのかで様子見。
吸い方について、吸う速度はゆっくり長めの方が蒸気が多めに吸える感じがしています。感覚としては「吸う」というよりは、カプセル側の空気を口の中へ移動させるように、空気抵抗を感じない程度の速度。