Windows 10 - ウィンドウをドラッグして振ったら他のウィンドウが最小化するのを防ぎたい
個人的には月に一回くらい遭遇し、イラッとするコレ。
エクスプローラー、もとい「Aero」の機能であることは分かっていましたが、何となくAeroの機能自体をオフにする必要がある気がして、それだとウィンドウのスナップなどもできなくなると思ったので甘んじていましたが、この機能マジで不要やんと思ったのでオフにする方法を探してみた。
■ この機能、何者?
この機能の名前は「Aero Shake(エアロ・シェイク)」と言う。
効果としてはアクティブなウィンドウ以外を最小化する機能で、キーボードショートカットを使用した場合は [Win + Home] で同じ効果がある。
ショートカットキー [Win + Home] は、「最小化 ⇔ 元に戻す」を行き来することが可能で、Aero Shakeで最小化してしまった場合もこのショートカットキーで元に戻すことができる。
ちなみに僕の環境だけかもしれないが、最小化する直前のアクティブなウィンドウ以外のウィンドウが一つだった場合、[Win + Home] で元に戻すと復元したウィンドウがアクティブになる。二つ以上あった場合、復元しても元々アクティブだったウィンドウからフォーカスは移らない。
サイズも配置もバラバラなウィンドウをたくさん使用し、メインのウィンドウに周回的に戻るような使い方には使えるのかもしれないけど、なかなかそんな場面は無いしやるとしてもショートカットキーでできれば良い。
マウスから手を離さずに機能するのは場合によっては便利かもしれないけど、戻すのもマウスだけでできないと意味無くないか・・・?(ちょっと調べた感じではマウス操作で戻す方法は無さそうだったけど、あるのかどうかは分からない)
何にせよ「Aero Shake」でちょっと調べれば検索結果の画面が「無効化」に関するものでいっぱいになるほどには嫌われている機能らしい(検索候補に「Aero Shake disable」とも出てくるので海外でも同様なのだろう^^;)
■ どうやって機能をオフにする?
方法としてはいくつか考えられるらしい。
個人的には(3)一択なので、(1)(2)の方法については紹介だけ。
■ (1)「ウィンドウのスナップ」機能をオフにする
[設定 > システム > マルチタスク]
「ウィンドウのスナップ」をオフに
※ウィンドウを画面端に持っていったときのスナップ、リサイズができなくなり、ウィンドウの最大化と縮小についてもウィンドウ右上のボタンをクリックして行うようになります。
■ (2)レジストリを編集する
[スタート > Windows管理ツール > レジストリエディター]
アドレスバーに↓を入力するか、値を辿る。
HKEY_CURRENT_USER\Software\Policies\Microsoft\Windows
ツリーの「Windows」を右クリックして「新規」→「キー」、キー名を「Explorer」とする。
「Explorer」を右クリックして「新規」→「DWORD(32ビット)値」、名前を「NoWindowMinimizingShortcuts」とする。
右側の「NoWindowMinimizingSortcuts」をダブルクリックし、値を「1」とする(表記は16進法)。
レジストリエディターを終了してシステムを再起動する。
■(3)ローカルグループポリシーエディターで設定を変更する(Windows 10 Pro以上のみ)
[スタート > Windowsシステムツール > コントロールパネル] 、または設定で「グループポリシーの編集」を検索するか、検索から「グループポリシーの編集」「gpedit」で検索するか、スタートを右クリックして「ファイル名を指定して実行」から「gpedit.msc」を実行する。
[ユーザーの構成 > 管理用テンプレート > デスクトップ]
「Aero Shakeのウィンドウ最小化のマウスジェスチャをオフにする」をダブルクリック。
「有効」を選択して「OK」で閉じる(「オフにする」機能を「有効」にするのであって、「Aero Shake」を「無効」にする選択ではないことに注意)。
レジストリエディターの場合と違って即座に有効になる。